OAタップの口数、4口で足りる?6口・8口の活用方法!
- 2026/05/30
- 2026/04/29

目次
はじめに
先日、オフィスの配線計画についてご相談をいただいた時のことです。
「今は何とか使えているけど、これ以上機器が増えたら厳しいかもしれないんだよね」と、そんなお話がありました。
実はこれ、ハーネス電気プロッタでもよくあるご相談なんです。
コストを抑えて工事したいけれど、どの口数を選べばよいか迷う場面はかなり多くあります。
最近は、携帯の充電や周辺機器の追加で、思った以上にコンセントを使う場面が増えています。
その結果、今ある差し込み口では足りず、タコ足配線になってしまっているケースも少なくありません。
「4口で足りるのか、6口にした方がよいのか」。
そんな迷いがある時こそ、口数ごとの使い方を一度整理してみると見えやすくなります。
まず最初に知っておきたい口数の話
業務用OAタップは、家庭用のOAタップほど種類が多いわけではありません。
選択肢が多すぎない分、用途に合わせて選びやすいとも言えます。
メインになるのは、2口、4口、6口、8口です。
1口タイプやUSBポート付きもありますが、これはかなり限定的です。
今回は、実際によく使われるこの4種類を中心に見ていきます。
ここを押さえておくと、選び方がだいぶ整理しやすくなりますよ。
どのメーカーで考えるべき?
ハーネス電気プロッタでは、業務用のハーネスOAタップを取り扱っています。
今回の記事で前提にしている主要メーカーは、Panasonic、明工社、TERADA、東芝ライテックです。
この4メーカーは、現場でも検討されやすい定番どころです。
今回の記事でも、このあたりを前提に話を進めていきます。
メーカーごとの細かな違いを見る前に、まずは口数の考え方を押さえるのがおすすめです。
最初に使い方から考えると、選定もしやすくなります。
結局いちばん選ばれるのは4口
まず、いちばん定番なのは4口のハーネスOAタップです。
当店でも、入荷数の70%程度は4口が中心になっています。
理由はシンプルで、使い勝手とコストのバランスが取りやすいからです。
各デスクに1つ置く運用にも合わせやすく、「まずは4口で考える」というケースはやはり多いです。
細かく分けずに、ひとまず4口でそろえたいという方にも人気があります。
迷った時の基準として選ばれやすいのが、この4口です。
【画像挿入おすすめポイント】
4口のハーネスOAタップをデスク下や配線ダクト付近に設置している写真。
1人1席の標準的なレイアウトが分かる画像があるとイメージしやすいです。
4口でちょうど収まるのはこんな時
最近はフリーデスクのオフィスも増えていますが、今でも1人につき1つのデスクを使う形は多く残っています。
そうなると、1デスクに1人、そしてOAタップも1つという考え方が基本になります。
4口がちょうどよい場面としては、たとえば次のような使い方です。
- デスクトップPC本体
- モニター
- スマホ充電
- 空き
このくらいの構成であれば、4口はかなり収まりがいいです。
余りが1口あるので、ちょっとした追加にも対応しやすいです。
4口で足りない職場、増えています
一方で、最近は4口では足りないと感じる場面も増えています。
特に、周辺機器が増えてきたデスクでは、この傾向がかなりはっきりしています。
たとえば、こんな機器が増えやすいです。
- 複数モニター
- スマホ充電器
- モバイルバッテリー充電器
- デスクトップ扇風機
- ヒーター
- IP電話機のACアダプター
こうした機器が少しずつ増えると、4口はあっという間に埋まります。
その結果、後から分岐コンセントを足してしまい、無計画な増設につながるケースがあります。
タコ足配線は、使えてしまうからこそ、そのままになりやすいです。
でも、火災や漏電のリスクを考えると、できるだけ早めに見直したいところです。
社員の無計画なコンセント増設を防ぐのは、オフィス管理ではかなり大事なポイントです。
今は足りていても後から機器が増えることはよくあるので、少し余裕を持たせる考え方がおすすめです。
6口がちょうどよくなる境目とは?
6口が活躍しやすいのは、使用機器がはっきり多いデスクです。
最近はデスクトップPCだけでなく、ノートPCでもモニターを2台、3台と使うケースが増えています。
たとえば、6口の使い方はこんなイメージです。
- デスクトップPC本体
- モニター1
- モニター2
- スマホ充電器
- USB充電用コンセントアダプター
- 空き
以前のオフィスでは4口を使っていたけれど、すぐ埋まってしまった。
その結果、後からコンセントを足す運用になってしまった、という話は実際によくあります。
そういう経験がある会社ほど、最初から6口以上で考えたいという傾向があります。
最初に少し余裕を持たせておくと、後の増設をかなり防ぎやすくなります。
【画像挿入おすすめポイント】
デュアルモニターや周辺機器が並んだデスク周りの写真。
4口では足りなさそうだとひと目で分かる構成だと伝わりやすいです。
8口が本気で活きるのはこの使い方
8口は、さらに余裕を持たせたい時に力を発揮します。
とにかく電子機器が多い人には、かなり相性がいいです。
口数に余裕があるので、分岐コンセントの増設を防ぎやすくなります。
「どうせ後から増えるだろう」という環境では、最初から8口で考えるのも十分ありです。
また、8口は1人用だけではありません。
2人で共有したり、多人数で使う場所の中央に1つ置く使い方にも向いています。
フリーアドレスの机では、この使い方がかなりはまりやすいです。
明確に1人1つではないけれど、集まると意外と使う、という場所にはぴったりです。
2口がむしろ便利な場面もある
2口は少なく見えますが、使いどころはちゃんとあります。
むしろ、用途を絞るほど使いやすい口数です。
1つ目は、テレフォンブースや窓際のフリーデスクなどのちょっと使いです。
コンパクトに収めたい場所では、2口の方が見た目もすっきりします。
2つ目は、大容量機器向けです。
複合機、電子レンジ、電気ポット、大型プリンターなどは、一般的な機器より電力消費が大きいです。
こうした機器は、他の機器と分けて使いたい場面がよくあります。
ブレーカー落ちのリスクを減らすためにも、あえて少ない口数にして制限するのはかなり有効です。
2口の意外な使い道と価格の目安
2口は、専用用途でも使われます。
たとえば、玄関横の内装照明や防犯カメラの電源用として使うケースがあります。
ただし、その場所によってはハーネスOAタップ以外の方法が合うこともあります。
そういう場合は、無理にハーネスOAタップでまとめなくても大丈夫です。
設置方法まで含めて考えるなら、電気工事業者に相談するのがおすすめです。
現場に合った方法を見た方が、結果的に無理がありません。
価格比較では、代表的なメーカー型番と定価を見ていく形になります。
なお、価格は2026年4月現在のもので、販売時期によって変わる場合があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | WF6632HG 6700円 |
| 型番 | WS6634HG 8000円 |
| 型番 | WSA6636HG 9300円 |
| 型番 | WFA6638HG 110600円 |
新品だけでなく、中古品や新古品が出る可能性もあります。
詳しい価格は、その時点の販売ページやリンク先で確認するのが確実です。
口数を増やしても安心とは限らない
ここで1つ大事なのが、口数を増やしても使える電気容量そのものは増えない、という点です。
口が多いから安心、とは単純には言えません。
ブレーカー1つで2000Wが限度なので、口数を増やす時ほど接続計画は丁寧に見たいところです。
1つのブレーカーに接続するOAタップ数は、むしろ減らした方が安全です。
気になった点があれば、ここは無理に自己判断しなくても大丈夫です。
電源計画を含めて、電気工事業者へ相談するのがよさそうですね。
まとめ
ハーネスOAタップの口数の選択肢は、そこまで多くありません。
でも、用途と場所に合うものを選ぶだけで、使い勝手はかなり変わります。
コストを抑えながら利便性を高めることもできますし、不要なタコ足配線を防ぐことにもつながります。
結果として、漏電リスクや火災リスクを減らしやすくなります。
どの口数がよいか迷う時は、今の使い方だけでなく、少し先の使い方まで見ておくのがおすすめです。
難しいようでしたら、電気工事業者さんに相談してみるのもよい方法です。



オフィス移転や新規オフィス開設は、電気コンセントの利用状況を見直すいいタイミングです。
電気工事はそれなりにコストがかかるので、費用を抑えつつ使い勝手と安全性を整えていきたいところです。