ハーネスOAタップのケーブルパーツ「ブッシング」とは何か?
- 2026/01/14
- 2026/01/14

目次
ケーブルブッシングとは何か
ケーブルブッシングとは、ケーブルを保護するためのパーツです。
ハーネスOAタップの多くの製品に装備されています。
床や金属部材の縁など、ケーブルが触れやすい部分から守る役割があります。
小さな部品ですが、ケーブルの寿命や安全性に関わる大切なパーツなんです。

ケーブルが傷つく理由
ハーネスOAタップは、主にオフィスのOAフロア環境で使われます。
そのため、床下から床上へケーブルを立ち上げて使用するケースが一般的です。
このとき、床材の縁や板の角にケーブルが触れやすくなります。
その状態で長く使い続けると、ケーブルの皮膜にダメージがたまってしまいます。

ケーブルブッシングのメリット
ケーブルブッシングには、ケーブルを守るための役割があります。
主に次のようなメリットが考えられます。
メリット
- ケーブルと硬い部材の直接接触を防ぐ
- こすれによるケーブルの削れを防止
- 引っ張り力を一点に集中させず分散させる
見た目では小さな部品ですが、長期間の使用環境では違いが出ることがあります。
こうした保護部品があることで、ケーブルの負担も軽くすることができます。
OAフロア環境で起こりやすい問題
OAフロアの板には、主に以下のような材質があります。
多くの場合、比較的硬い素材で作られています。
OAフロアの材質
- 金属板
- プラスチック板
そしてOAフロアには、ケーブルを取り出すための開口部があります。
床下配線を床上へ取り出す構造です。

この状態でケーブルが上下に動いたり、無理な角度で引っ張られたりするとどうなるでしょうか。
ケーブルの被膜に摩擦が発生する可能性があります。
OAフロアの材質は硬いものが多く、ケーブルの被膜は比較的柔らかい素材です。
そのため、長期間の使用で摩耗が起こることがあります。
ケーブルが傷ついた場合の危険性
もしケーブルの皮膜が削れたり破れたりした場合、見た目の問題だけではありません。
電気的なトラブルにつながる可能性もあります。
電気部材のトラブル
- 漏電
- 断線
断線はイメージしやすいですが、もう一つ注意したいのが漏電です。
ケーブルの絶縁性能に関わる問題です。
漏電とは?
電気用ケーブルは、内部の芯線を絶縁皮膜が保護する構造になっています。
電気を外に漏らさないようにする役割があります。

この絶縁皮膜の厚みによって、電気の絶縁性能が保たれています。
皮膜が削れて薄くなると、絶縁性能が低下する可能性があります。
被膜の厚さによる絶縁トラブル
- 危険度:大 皮膜が破れ、導線が露出している状態
- 危険度:中 皮膜が薄くなり、絶縁性能が低下している状態
絶縁性能が低下すると、漏電のリスクが高まると考えられます。
そのため、ケーブルの保護は重要なポイントになります。
ケーブルブッシングの正しい付け方
ケーブルブッシングの取り付け位置は、床からOAタップまでの距離によって変わります。
そのため、利用者が調整するケースもあります。
もし設置内容が事前に細かく決まっている場合は、工事者へ依頼することもあります。
現場状況に応じて取り付け位置を調整します。
ケーブルブッシングの取付手順
- ケーブルブッシングを緩める
- ケーブルに沿って位置をずらす
- 適切な位置で締め付けて固定する

長期間取り付けていると、ケーブルに軽いへこみが付くことがあります。
このへこみは損傷ではなく、自然のものですので、漏電にはつながらないとされています。

ケーブルブッシングが使えないケース
設置環境によっては、ケーブルブッシングが十分に機能しない場合があります。
OAフロアの構造によっては適合しないケースもあります。
ケーブルブッシングが適さない環境
- OAフロアのケーブル取り出し口が広すぎる
- ケーブルブッシングに合うOAフロア用パーツがない
- OAフロアを加工してケーブルを取り出している
また複数本のケーブルを取り出す場合は、取り出し口パーツを外して使うこともあります。
そのような場合は、別の保護材を使ってケーブルを覆う方法も検討されることがあります。
まとめ
ケーブルブッシングは、ケーブルを保護するための小さな部品です。
長期間安全に使用するための役割を持っています。
特にOAフロア環境では、ケーブルの削れや皮膜損傷が起こる可能性があります。
こうした環境ではケーブル保護の仕組みが重要になることがあります。
設置工事の際には、ケーブルブッシングの位置や取り付け方法について確認しておくと安心です。
工事業者へ相談してみるのも一つの方法です。



OAフロアの現場を見ると、ケーブルは思った以上に動いています。
小さな部品ですが、長く安全に使うためには大事な存在かもしれません。